日記
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2026.01.21
羽田からやけに揺れる飛行機に乗って伊丹、梅田、難波でキャリーケースを置いて大阪港。前に神保町の飲み屋で知り合った人が昼間から会いたいと言うので、駅で待ち合わせて海遊館へ行った。寒波、寒波と昨晩の天気予報が騒いでいたとおり手が痺れるような寒さで、湿った雪が海風に舞っていた。両のポケ…
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2026.01.20
池田彌三郎という国文学者は〈卒論〉という略語を「そそっかしい論文みたいな感じがする」として嫌っていたらしいが、その意味に照らしても俺が書いたのは〈卒論〉以外の何物でもない。何はともあれ終わったのだ。締切がちょうど一週間前で、終わればそれなりに落ち着くと思っていたけれど、まったく休…
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2025.12.22
名古屋に居た。ほんとうは岐阜まで足を伸ばそうと思って名鉄のホームに降りたのだけれど、乗るべき急行列車が遅れていて面倒くさくなり、入場を取り消してもらって新幹線で横浜まで一気に帰った。旅、というほど洒落てはいない無計画な移動をよくするが、観光と生活の両立がむずかしい。連泊する宿と車…
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2025.12.01
文学フリマがあって、売れ残った本とブースの資材を段ボールに詰めて自宅に送ったのだけれど、届いたその箱を開けずに一週間が経った。一旦ぜんぶ忘れたい。やれ売れ行きがどうだとか、プロの書き手(とは?)は参加するなとか、挙句の果てに物騒な話題まで出ているが、あんまり深く考えたくない。人混…
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2025.09.26
『沈黙の艦隊』の続きが今日から公開で、朝一の回を4DXで観た。前編の丁寧なダイジェストののち、本編は大沢たかおが自重で腕立て伏せをするカットから始まり、ああやはりこれはトム・クルーズの『トップガン』やブラピの『F1』と同様に、宇野常寛が言うところの「バイアグラ」映画なんだなあと思…
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2025.09.25
駅前の森永プラザビルはちょっと見ない間に大掛かりな解体が終わったようで、跡地には不自然な空間ができていた。昨夜、首都高から見えた渋谷駅の解体工事もなかなかに壮観だった。都市の新陳代謝である、どうせすぐに新しいビルが建つのだろう。半年ほど前の解体中には、作業員がエレベーターシャフト…
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2025.07.16
ふと思い立って就活用の証明写真を撮りに行った。今までは1年半前に撮った写真を履歴書に使っていたのだけれど、輪郭も髪型も顔つきも、まるで別人のように変わってしまった。前の写真を見た人は、かなり短いツーブロックを固めてよく日焼けした運動部みたいな印象を僕に持つだろう。しかもその頃は真…
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2025.07.15
かつて好きだった『ズッコケ三人組』シリーズのことをふと思い出し、続編『ズッコケ中年三人組 age45』をクローゼットから出してきて再読した。全50巻ある『三人組』シリーズが完結した翌年(続きものではないので完結とは言い難いが)、主人公の三人組が現代において40歳になったという設定…
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2025.07.14
やはり朝まで起きていた。首の上のほうがあまりに凝っているので夜にりらくるへ行った。慢性的に首肩が凝っている。むかしは「凝る」ということが全く分からなかったが、重いリュックを背負ったりソファで寝起きをしたりしているうちに右首肩が酷いことになってしまい、常に不快感がある。指圧師に「交…
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2025.07.13
日付が変わってサウナかランニングで迷ったが、意を決して走りに出た。慣れた河川敷を往復して7キロ、ジムにも寄って帰った。なんだかとても悔しいのだが、つまるところ人間はケミカルな存在で、脳内物質――セロトニン、ドーパミン、ノルアドレナリンの3つが特に大事だということで、有酸素運動や筋…
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2025.07.12
きのう酔った勢いで散髪の予定を入れたらしく、やむなく夕方に家を出て田町へ。伸びきった前髪を切るつもりはあまりなかったが、鏡を前にするとやはり切った方がいいんじゃないかと思いなし、やーもうちょい切っちゃって大丈夫です、はい、いいです、はい、と言った。担当のマツナガさんとは長い付き合…
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2025.07.11
朝の6時寝11時起き、よく眠れている感じが全くない。起き抜けにシャワーを浴びたが風呂場はやはり良くない、一気に希死念慮に苛まれる。身体が痒い、苦しいすぎる、これがおれの人生? 本当に? 何度唱えても変わらない。一時間ほどシャワーを流しっぱなしにしていたらしい。昨夜の雨で気温が一気…
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2025.07.10
朝に起きられたものの授業に行く気力が全くなく、シャワーを浴びて再び眠った。いい加減ダメかもしれない。陳腐な台詞にも程があるが、生きている価値を全く感じられない。お前は死ぬべきだ、さっさと死ね、という声がひたすら脳内に聞こえていて、そうなんだなあ、と思ってぼうっとする他ない。机の横…
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2025.07.09
西荻にあるカラオケの一室で、退出を促す電話のけたたましい音に起こされた。着ていたシャツのボタンが3つ弾け飛んでいて胸元が隠せなかったが、気にせず電車に乗って帰った。昨晩のことは断片的にしか覚えていない、酷い二日酔いで一日中寝ていた。深夜にようやくアルコールが抜け、喉が塩分を欲して…
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2025.07.08
神宮球場へ。神宮といえばこの話だ。 小説を書こうと思い立った日時はピンポイントで特定できる。1978年4月1日の午後一時半前後だ。その日、神宮球場の外野席で一人でビールを飲みながら野球を観戦していた。神宮球場は住んでいたアパートから歩いてすぐのところにあり、僕は当時からかなり熱心…
