2025.02.06

起き、着替えて下北沢へ。駅前の広場は再開発でロータリーになるようで、フェンスの向こうではロードローラーが爆音を立てて行ったり来たりしていた。しかしこの狭小な土地にバスを入れるのだろうか。教習所のクランクのような道路である。艶々のアスファルトからは湯気が立ち上っていて、『悪は存在しない』の、堆肥のカットを思い起こさせた。五感に響く工事現場を眺めるのは楽しい。ほどなくするとタマムラくんがやって来たので、急に呼び出して悪いねえ、と言って一緒にパスタを食べ、カラオケに行き、録画した面接の様子をふたりで見ながらあれこれフィードバックをもらった。

夜からは珍しく職場の飲み会で、4人以上の集まりはどうしても気負ってしまう。図らずも場を回す役目をしてしまい、あとから後悔するんだろうな、性に合わないことをしてしまった、と思う気持ちをハイボールでぼやかしながら他人に話を振ったり、自分の話をしたり、肉を焼いたり、酒を頼んだりした。店に戻ったあと、瀬崎さんを誘って二軒目へ行き、キープしていたキンミヤを緑茶で割って際限なく飲んだ。気づけば店の大将も会話にくわわっていた。