2024.07.01

 どうも調子が悪く、5限を一緒に受けている藤野くんには悪いが、昼の講義のあとすぐ家に帰って夜まで寝ていた。明日早くないなら軽く飲もうぜ、キープしたキンミヤもまだあることだし、と言おうと思っていたのだが。でも太腿やふくらはぎのあたりに間接痛ではないけれど重々しい怠さが居座っていて、三田から田町駅まで歩く道のりすら億劫だった。電車でも無理して空いている席に座らないと倒れてしまいそうで、いつからこんな貧弱な身体になってしまったのか、それとも心因性のものか、にしても、と思うとさらに情けなくてこれは鬱々とした感じはちょっと久しぶりのことなのではないか。先週のカウンセリングでは珍しく「最近は死にたいと思うことがありますか」と訊かれて、そんなセンシティブでクリティカル? クリティカルは違うか、「核心を突いた」みたいなことが言いたいが英語だとそれに相当する副詞はなんだろうか、まあいいや、とにかく普段は河合隼雄がどうだとか、広隆寺にある半跏思惟像のアルカイック・スマイルがどうだとか話している中で、いきなりでもないけれど「最近死にたいっすか」は面白い。薬を飲み始めてからかなり減ったがそれを大きな変化だとは捉えていない、死にたかった自分も今の自分も同じです、と答えた。目が覚めると暗くなっていて車でサウナに行こうと思い、今日は月曜日だから厚木の湯の泉は混んでいるだろう、今日は一秒たりともサウナで並べるような気分ではない、鶴見のおふろの国へ行った。