珍しく朝からごきげんだった。恋人は友達と野球を観に行くらしく、だから俺も行こうかなドーム、野球観たくてしょうがないんや、俺も、俺が、俺こそが行きたいんじゃ、俺に野球を観せてくれ、魅〜せろパワー フ〜ルスイング ぶち込め 大城〜♪ が頭から離れない、耐えられん、ってことで現地居るかも、行ったら写真送るわーと雑に言ってチケットをオンラインで買おうとしたら見事に完売していた。それでも水道橋、次は水道橋、どうしても水道橋に行かねば、という衝動に駆られたので乗り継いでようやく辿り着いた水道橋は機械書房へ行って岸波さんと2時間くらいずっと話していた。帰り際、書棚に滝口悠生の『寝相』を見つけて買うなど。今までどこの本屋でも見たことがなかったので嬉しい。夜になってから、タオちゃんに暇じゃ〜構ってけろ、と連絡したら今から行くわとのことで隣駅の飯田橋、次は飯田橋〜♪ で落ち合い、晩杯屋でうっすい酒を舐めるように飲みながら再び長いあいだ喋った。相変わらず巨人は渋い試合をしていたので結果を見なかったことにして、近くの銭湯に寄ってさっぱりしてから帰った。
