2024.02.22

大手町にしよう、とワカオくんから連絡が来て桜木町から東京駅へ。氷雨が降っていてどうしても外に出たくないので、丸善の2階に居るから来てや~と言ったらしっかり来てくれた。丸善本店は文芸の棚も充実している。「エッセイ」「ライトエッセイ」「随筆」「紀行」「読書エッセイ」など、どんな基準で分類しているのか気になるところ。でも何となく判るように棚が分けられていて、蟹の親子さんの『脳のお休み』が「随筆」のところに平積みにされていたので、ぱらぱらとめくってみた。ワカオくんとは世間話も早々に地下街のプロントへ、次の文フリに向けた作戦会議。あまり気乗りしなかったけれど今日は翠のジントニックと、二杯目にレモンハイを飲んだ。しばらくしてバイト終わりのタキくんと合流し、どこの居酒屋も空いてなくてね、木曜日なのにどうして、と言ったら明日は祝日なのだそうで信じられなかった。諦めて小雨の降る中歩いて神田へ、見つけた居酒屋に適当に入って作戦会議の続き。僕はなんかもう、どうでもよくなってしまって、「酒はオワコンよ」とかなんとか言いながらソフドリに逃げていたら頭も痛くなってきて、終始冴えなかった。我々三人のレーベル名みたいなものがまず必要じゃね、と僕が言って二人が2時間くらい案を出し合っているのをぼんやりと聞いていたような気がする、結局「みなと PEN CREW」ということになったけれど本当にそれでいいのか、まだ全然しっくり来ていない。三人とも「いいんじゃね~」と言って丸く決まった感じになってでも実はみんな妥協してる気がするんだけど、本当のところどう? 『ヤケクソ文學』というZINEの名前が決まった時、これは素晴らしいじゃないかと馬鹿みたいに盛り上がった記憶があって、あれは田町のサイゼで皆べろべろに酔っぱらっていたからだったかもしれない。もうあんな飲み方をする気が全く起きない、ということはあんなに楽しくハイになることも今後ないということで、それはあまりにも寂しい。今日も素面同然で居酒屋の雰囲気にすら馴染めず、他人が飲んでいる酒を見るだけで気持ち悪くなってきたのでさっさと帰ることにし、京浜東北線の車内で本を開いたらさらに頭痛が鋭くなった。