図書館でずっとぼやぼやしていた。いつまでこんなことを繰り返すのだろうと思う、悪い予感がある。文学全集のあたりをうろうろしても刺さらず。近代文学のいわゆる名作といわれるものたちを、いまさらどのように濫読すればよいのだろう。『「断腸亭日乗」を読む』を流し読み。荷風は意外とというか、むしろかなり政治や社会に突っ込んだ意見をしている、その仕方が個人主義的なのだ。突然「今まで関係を持った女性を列挙してみよう」みたいなことも書いているらしく大変面白そうだ。帰りの電車では千葉雅也の『デッドライン』を読みはじめて、ひょっとしてジムで自転車のマシンを漕ぎながらであれば同時に本を読めることに気づいて、そうした。腕と胸、ランニングは今日も外へ。鷺は見つけられなかった。