深夜、氷雨のなか自転車でジムへ。5kmのトレッドミル。徐々に速くしてゆくとフィジカルにもメンタルにも適度な負荷がかかって良いかもしれない。マシンは大きな窓に面するように置かれているので、顔を歪めている自分の顔を見ながら走っている。苦しくなると「思い出せよ! 思い出せよ!」という叫びが奥底から湧いてきて朦朧とする頭の中をぐるぐると回り出す。意識が乗っ取られて「思い出せよ! 思い出せよ!」と小声で口に出すと、「そうだよ、思い出せよ! 思い出せよ!」とその叫びが言う。何も疑わずに努力できていた頃を思い出せよ、思い出せよ、ということなのか。存在しない記憶が勝手に生成されている。それでも思い出す。はじめの3kmまでは5分30秒/km、そのあと5分/km、最後は4分30秒/km。遅寝して昼。きのう新しく買ったハリオのドリッパーを使ってみたら、美味しいコーヒーが淹れられて嬉しい。はじめの30秒は蒸らし、そのあと50ml、100ml、2分で200ml。